18日(木)にかけて、西日本から北日本の広範囲に黄砂が飛来。季節の進みが早く、関東以西は夏日が数日間続く所も。沖縄は早くも梅雨の走りのような天気に。

17日(水)〜23日(火) 黄砂に注意 週末は広く雨

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明日17日(水)も九州から関東では、大気の状態が非常に不安定になりそうです。上空に寒気が流れ込む影響で、局地的に雨雲が発達するでしょう。晴れていても、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風にご注意ください。

また、18日(木)にかけては、西日本から北日本の広い範囲で黄砂が予想されています。車や洗濯物などが汚れないよう、ご注意ください。視程(水平方向で見通しの効く距離)が5キロ未満になると、飛行機の運航など、交通への影響が出る可能性もあります。

その後、週末は広い範囲で雨が降るでしょう。20日(土)は九州に低気圧が近づく予想で、午後になると西日本は次第に雨が降りだしそうです。21日(日)は低気圧が本州付近を進み、九州から東北まで広く雨。22日(月)は北海道も雨の降る所があるでしょう。23日(火)は大陸から前線がのびてきて、沖縄や九州から東海で雨が降りそうです。

気温は20日(土)頃にかけて、この時期としてはかなり高くなる日があるでしょう。最高気温は、九州から関東で25℃前後まで上がる日がほとんどです。東京都心は20日(土)に27℃と、汗ばむくらいの陽気でしょう。週末の雨を境に、季節外れの暑さはいったん収まりそうです。

24日(水)〜29日(月) ゴールデンウィーク前半は暑さに注意

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24日(水)から25日(木)は低気圧の影響で、雨の降る所が多いでしょう。低気圧が近づくタイミングで、雨や風が強まりそうです。

26日(金)から28日(日)にかけては、九州から北海道の広い範囲で晴れるでしょう。27日(土)からゴールデンウィークがスタート。今年のゴールデンウィーク前半は季節先取りの陽気で、九州から関東は最高気温25℃以上の夏日が続く所が多くなりそうです。

一方、沖縄は前線や湿った空気の影響で、雨が降りやすいでしょう。沖縄の梅雨入りの平年は5月10日ごろですが、早くも梅雨の走りのような天気となりそうです。

暑くなる前から始めよう 熱中症予防

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。

② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。

③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度はこまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。