今日20日(土)は、西日本は天気が下り坂。九州では午前中から雨で、午後は激しく降る所も。中国・四国も午後は次第に雨が降り出すでしょう。先日、大きな地震があった四国では、少しの雨でも土砂災害などに注意が必要です。

西から低気圧や前線が接近

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今日20日は、西から前線や低気圧が東進するため、西日本では天気は下り坂。九州は午前から雨で、午後は中国・四国にも次第に雨の範囲が広がる見込みです。

九州など激しい雨に注意

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正午現在、まだ強く降っている所はありませんが、東シナ海には活発な雨雲があり、次第に九州にかかる見込みです。夕方からは、この活発な雨雲が長崎など九州北部からかかり、雷を伴い激しく降る所があるでしょう。大気の状態が不安定なため、落雷や突風に注意が必要です。

四国 少しの雨でも土砂災害に注意

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20日午後は中国・四国も次第に雨が降り出し、夜は近畿まで雨の範囲が広がる見込みです。21日明け方〜朝は、鹿児島など九州南部では激しい雨や雷雨となるでしょう。四国など太平洋側でも雨脚が強まる見込みです。

先日、4月17日に最大震度6弱を観測した愛媛県や高知県では、地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。

西日本の雨は、明日21日の午前までに止む所が多いですが、四国など太平洋側では、午後もにわか雨に注意が必要です。

明日21日は東日本も雨 今日の日差しを有効に

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明日21日の日中は、近畿〜関東で雨となるでしょう。近畿は雨が降ったりやんだり、東海は昼前から広く雨、関東も午後は所々で雨が降り出し、夜は広い範囲で雨となるでしょう。

明日21日以降は、西日本・東日本は曇りや雨。23日は西日本中心に荒天、24日〜25日全国的に荒れた天気となり、太平洋側を中心に大雨の恐れがあります。関東など今日20日の日差しを有効にお使い下さい。

土砂災害の前兆

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土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。