今日28日(日)は、全国のアメダス5割以上で夏日(最高気温25℃以上)、真夏日(最高気温30℃以上)は35地点を超え、福島県伊達市では32℃を超えました。この先、最新のゴールデンウィークの天気・気温傾向は?

今日29日(日) GW一番の暑さ 夏日・真夏日は今年最多

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今日28日(日)は、沖縄や九州〜東北にかけて、夏日続出。全国のアメダスの500地点以上(5割以上)で夏日となりました。4月に夏日が500地点以上になったのは、2018年(4月21日)以来6年ぶりです。

真夏日地点も35地点を超え、今年最多。全国で一番気温が上がったのは、福島県伊達市(梁川)で、32.3℃まで上がりました。

福島県伊達市(梁川)32.3℃、沖縄県波照間島31.9℃、沖縄県新石垣空港31.5℃など、東北南部〜沖縄を中心に40地点以上で4月の観測史上1位の値を更新しました。

また、京都市30.2℃と、4月としては12年ぶりに真夏日を観測。1966年4月25日に次いで2番目に早い真夏日となりました(2012年とタイ記録)。

【主な地点の最高気温(15時まで)】
札幌  15.6℃(前日比約12℃↓)平年並み
仙台  27.9℃(前日比約4℃↑)7月下旬並み
東京  28.2℃(前日比約5℃↑)7月上旬並み
名古屋 28.3℃(前日比約7℃↑)6月下旬並み
大阪  27.1℃(前日比約6℃↑)6月上旬並み
福岡  25.7℃(前日比約4℃↑)5月下旬並み
那覇  29.2℃(前日比約1℃↓)6月中旬並み

西日本・東日本では、今年一番の暑さの所が多く、近畿(京都など)や東海(岐阜県高山市など)、関東(群馬県桐生市や埼玉県熊谷市など14地点)では、今年初の真夏日となりました。

昨日27日(土)、記録的な暑さとなった北海道は大幅に低く、この時期らしい気温に戻りました。

この先 ゴールデンウィークの天気傾向は?

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明日29日(月:昭和の日)は、西から低気圧や前線が近づくため、西日本では天気が下り坂です。九州は雨で、激しく降る所もあるでしょう。長崎県の壱岐・対馬では、警報級の大雨の恐れがあります。中国・四国は昼前から雨、近畿は夕方から雨となるでしょう。夜は東海や北陸でも、雨の降る所がありそうです。夏日・真夏日地点は、今日28日(日)よりグッと減りますが、関東甲信を中心に夏日続出となります。湿度がアップするため、引き続き熱中症にご注意下さい。

連休の中日(4月30日〜5月1日)は、全国的に雨となるでしょう。
4月30日は低気圧が日本海から北日本へ進む見込みです。全国的に雨が降り、風も強まるでしょう。5月1日は、西日本や東日本の太平洋側を中心に、前線の影響で雨が降りやすいでしょう。季節先取りの暑さは収まる見込みです。

沖縄・奄美地方では、29日(月:昭和の日)にかけて、警報級の大雨の恐れがあります。その後も曇りや雨のぐずついた天気で。梅雨の走りとなりそうです(梅雨入りの平年:沖縄5月10日ごろ、奄美5月12日ごろ)。

前線の動きによっては、予報が変わる可能性があります。雨の降り方など、最新の気象情報をこまめに確認して下さい。

ゴールデンウィーク後半の4連休は、広い範囲で晴れるでしょう。再び、夏日続出となるため、熱中症に注意が必要です。ただ、北日本や東日本を中心に、上空に寒気が流れ込む予想になってきました。

地上の気温が上がっているところに、上空に寒気が流れ込むと、大気の状態が非常に不安定となり雷雲が発生しやすくなります。過去、ゴールデンウィーク中に度々、落雷や竜巻、突風の被害が発生しています。山のレジャーなど、天気の急変に注意が必要です。