マッテオ・ベレッティーニ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのアリゾナ・テニス・クラシック(アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー)は16日、ダブルヘッダーでシングルス準々決勝と準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク6位のM・ベレッティーニ(イタリア)が2試合に勝利し、約6ヵ月ぶりの復帰大会で決勝進出を果たした。

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27歳で現在世界ランク154位のベレッティーニは昨年8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)2回戦で右足首を捻り途中棄権。試合後は車いすで会場をあとにし、昨シーズンはこの試合を最後にリハビリに集中することとなった。

そして6ヵ月ぶりの公式戦復帰となった今大会、1回戦で同85位のH・ガストン(フランス)、2回戦で第8シードのA・カゾー(フランス)を下し8強入りした。

雨天の影響でスケジュールが遅れていた同大会は16日にダブルヘッダーで試合を開催。ベレッティーニは現地11時半に開始した準々決勝で予選から勝ち上がった同136位のT・アトマネ(フランス)との2時間53分に及ぶ熱戦を3-6, 7-6 (7-1), 7-6 (8-6)の逆転で制し4強入りした。

その後、約3時間後に再びコートに立ち準決勝に臨んだベレッティーニは、第7シードのA・ブキッチ(オーストラリア)と対戦。2度のタイブレークの末に7-6 (7-2), 7-6 (7-2)のストレートで勝利し、復帰大会で決勝進出を果たした。試合時間は2時間15分。

5時間以上コートに立つというタフな1日を乗り越えたベレッティーニは、翌日に行われる決勝で第5シードのN・ボルジェス(ポルトガル)と対戦する。ボルジェスは15日に準々決勝を済ませていたため、16日は準決勝の1試合のみ行った。準決勝では同86位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)を下し決勝に駒を進めている。

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