現地13日、カタール/ドーハで開催されているカタール・トータル・オープンで2回戦が行われ、大坂なおみがペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-3,7-6(9)のストレートで下し、3回戦へ駒を進めた。

大坂が公式戦で連勝するのは2022年のマイアミ・オープン以来初。その時の大坂は決勝に進出したがイガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れ、惜しくも準優勝となった。

第1セットの大坂が自身のサービスゲームで落としたポイントはわずか5。第4ゲームをラブゲームでブレークすると3-1とリードし、セットを先取する。だが、マルティッチが第2セットでリターンゲームのレベルを上げ、2度ずつブレークを交換。試合はタイブレークに突入するが、タイブレークでもマルティッチが勢いをつけ、大坂は0-4とリードを奪われる。さらに3-6とセットポイントを握られるもそれをしのぎ、8-9の場面でもバックハンドウィナーを決め窮地を脱すると、1時間45分で試合を制した。

大坂は3回戦で、第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-3,6-2で下したレシア・ツレンコ(ウクライナ)と対戦する。

ツレンコは第1セットで1-3とリードされるも、そこから9ゲーム連取すると試合を制した。ツレンコがTOP10選手に勝利するのは5年振り。ツレンコが最後にTOP10選手に白星を獲得したのは、2019年のブリスベン国際準決勝で大坂に勝利した時だ。

大坂とツレンコの対戦成績は大坂の2勝1敗だが、対戦したのは2019年のブリスベン国際が最後となる。