20歳のカルロス・アルカラス(スペイン)は、史上初のムチュア・マドリード・オープン3連覇を阻止しようとするライバルたち、特にトップシードのヤニック・シナー(イタリア)の実力を十分に理解している。シナーは同大会で3回戦を突破したことがないものの、アルカラスは、今季25勝2敗のシナーにとってそれは取るに足らないことだと考えている。

ATPによると、アルカラスは試合前の記者会見でシナーについて「彼は危険だ。彼は今、世界一の選手だ。彼のプレイはクレーに向かないという人もいるけれど、彼はクレーでも結果を出している」と話した。

また、「彼は出場すればどの大会でも優勝できるし、僕は彼とノバク(・ジョコビッチ/セルビア)と世界トップの座を争っている。僕はその争いに留まりたいけど、でも正直、難しくなるだろう」と続けた。

先月、BNPパリバ・オープンでキャリア5度目のATPマスターズ1000タイトルを獲得した事を含め、今季のハードコート大会で順調なスタートを切ったアルカラスは、マドリードでクレー今季初戦を迎える。右腕の怪我によりモンテカルロ・マスターズとバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルを欠場しているため、地元とも言える地でコートに戻れることが楽しみなようだ。おそらくマドリードでは見納めとなる、同大会5冠のラファエル・ナダル(スペイン)がドローにいることも刺激になっている。

アルカラスは、「100%のプレイをして家族や友人、そして地元の観客に楽しんでもらいたいし、良い結果を自分に与えるチャンスを掴みたい。ラファと決勝で戦えたら素晴らしいけれど、長い道のりになるね」と語った。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/alcaraz-madrid-2024-preview)