※2023年10月撮影

トップ画像は、「高尾山薬王院」の「仁王門」。東京都指定の有形文化財です。山頂に向かう「1号路」にあります。

門の脇の説明板には次の様に書かれています。

「東京都指定有形文化財(建造物)

薬王院仁王門

所在地 八王子市高尾町2177

指定 昭和35年8月

高尾山薬王院有喜寺本堂前に南面して、三間一戸、八脚門、単層、寄棟造、柿葺(こけらぶき)型銅板葺屋根の仁王門が建立されています。向かって左側には密迹金剛力士像(吽形)、右側には那羅廷金剛力士像(阿形)が安置されています。仏法守護のために仁王像を安置する仁王門は、必ず三間の桁行(間口)で、一つの出入り口を備えた三間一戸形式で建てられています。〈中略〉寄棟造の屋根は、かつて暑さ3mmほどの板を重ねて葺いた柿葺でしたが、現在は柿葺型銅板葺となっています。仁王門の建立年代を示す直接の資料はありませんが、金剛力士像胎内から発見された修理銘板の記載内容と建築様式から、17世紀後半から18世紀前半頃に建立されたと推定されています。

平成22年3月 建設 東京都教育委員会」

※2023年10月撮影

「高尾山薬王院」「御本堂」

※2023年10月撮影

さらに石段を登ります。山頂まで20分と書かれています。

※2023年10月撮影

石段の途中には「飛飯縄」の小社。

※2023年10月撮影

なかなかキツい石段を頑張って登ります。

※2023年10月撮影

さらに石段が続きます。

※2023年10月撮影

精緻な彩色木彫が施された「高尾山薬王院」「御本社」

※2023年10月撮影

「御本社」の彩色木彫。とても美しいので休憩がてらしばらく見入ってしまいました。

※2023年10月撮影

境内社もならんでいます。

※2023年10月撮影

これから最もキツい石段を登ります。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和〜平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)