大分県日田市は人気マンガ『進撃の巨人』原作者・諫山創さんの故郷。市内では「進撃の日田」プロジェクトが展開され、キャラクターの銅像や「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」が設置されるなど、同作ゆかりの地となっています。

JR九州は21日、開催中の福岡・大分DCをさらに盛り上げるため、「進撃の日田」とのコラボ企画を実施すると発表。具体的な施策として、特急「ゆふ」に使用されるキハ185形気動車(2両)に『進撃の巨人』ラッピングを施します。

列車の上り側には壁を破らんとするかのような巨人のイラスト、下り側には壁外に進んでゆく調査兵団のイラストを配置。内装は従来のまま、外装のみの変更となります。

キハ185形『進撃の巨人』ラッピングイメージ

運行期間は2024年6月1日(土)〜8月下旬。基本的には特急「ゆふ」で運用される予定ですが、「九州横断特急」や臨時列車として走ることもあるようです。6月1日には日田駅で出発式も開催。参加されたファンの方には運行記念缶バッジを数量限定でプレゼントします。

坑口壁面アートも設置

もう一つのコラボ施策が、日田市内の久大本線(日田〜天ヶ瀬)にあるトンネルの入口4か所に設置する「坑口壁面アート」。ラッピング列車とあわせて『進撃の巨人』の世界観を楽しめる仕様とします。設置期間は2024年6月1日(土)〜2024年8月下旬予定。

壁面アートイメージ

設置するトンネル、アート内容、観賞場所

※天ケ瀬駅側から順に表記

◆長角トンネル下り側
【アート】ウォール・マリア紋章
【鑑賞場所】日田市役所天瀬振興局付近

◆鮎ケ瀬トンネル下り側
【アート】ウォール・ローゼ紋章
【鑑賞場所】国道210号新合田橋付近

◆川原トンネル下り側
【アート】ウォール・シーナ紋章
【鑑賞場所】国道210号沿いローソン日田天瀬町店付近

◆小ヶ瀬トンネル上り側
【アート】ミカサ、壁の巨人
【鑑賞場所】県道672号沿い線路上部の橋付近

アートのあるトンネルを特急「ゆふ」が通過する時間帯

※アートが設置されるトンネルは全て線路にある列車用のトンネルですので、自転車や人が通ることはできません。侵入等で危険と判断されれば撤去される可能性もありますので、離れた場所からの鑑賞がおススメです。