スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。

5月12日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
私には20歳の息子がいます。高校2年生から学校を休みがちになり、通信制の高校に転学しました。その後、なんとか高校を卒業し、今はアルバイトをしています。

息子が学校に行かなくなったときもずいぶん心配したのですが、最近は中学生の娘も「学校に行きたくない」と言い始め、学校にあまり行かなくなってしまいました。学校に行きたくない理由は、特にないと言います。少し前までは楽しそうにしていたのに……。小学生の娘も低学年の頃から「学校は行きたくない」と言っていますが、ときどきお休みしながら何とか頑張って登校している感じです。

夫は、子どもたちが学校を休むと、本人にも私にも怒ります。夫に子どもたちのことを相談しても、「私の育て方が悪いからこうなった」と言います。

3人とも優しく、かわいい子どもたちです。学校が全てではないと頭では分かっていても、楽しい学校生活を送ってほしいと思い、つい無理に学校に行かせたり、キツい言葉をかけてしまったりすることもあります。そのたびに反省するのですが、かと言って、何も言わずに見守っていてもなかなかうまくいかず……。学校に行ってほしいと思うのは、やはり親のエゴでしょうか?

<江原からの回答>
江原:「やはり親のエゴでしょうか?」と書かれていますが、エゴです。「楽しい学校生活を送ってほしい」というのも、余計なお世話ですよね。「3人とも優しく、かわいい子どもたちです」と書いてあるのに、それ以外のことを何も褒めていないのが一番気になりました。

私は、学校に行かなくなって、何もしないのは良くないと思います。ですが相談者さんの息子さんは通信制の高校にも通っていたし、アルバイトもしているし、やることはやっていますよね。なにが悪いのでしょうか? なぜ褒めてあげないのでしょう? 学校に行かなくなってずっと家で寝ているのだったら、「病んでいるのかな? 何かあったのかな?」と心配してしまいますが、そうではないですよね。娘さんも学校に行きたくないと言っているそうですが、何か考えがあるんですよ。何もないってことはない。「通っていて意味があるのだろうか?」とか、いろいろなことを考えているのだと思いますよ。

学校って、子どもたちが通ってくれたら親が楽なんですよ。何も考えずに子どもが普通に学校に行って、「楽しい!」と過ごしてくれたら楽ですよね。でも、親というものはエゴが強くて、楽しく遊んで泥だらけで帰ってきたら帰ってきたで、「洗濯物が大変だし、少しは勉強して成績も上げてくれたら……」などと言ったり、キリがありません。元気なら元気で「この子は遊んでばかりで勉強しない」とか、勉強ばかりしていたら「この子は運動しない」とか。そんなことばかり言われていたら、子どもの心が暗くなります。

息子さんは20歳になったのですよね。だから「もう大人だから、自分で今後のことを考えないとね?」など伝えて突き放す瞬間も大事です。心配性のお母さんですから、自立したらしたで絶対に「あの子、やっていけるかどうか……」と言い出すでしょう。だけど大事なのは、あなたが産んで、あなたが一生懸命に育てたんでしょう? じゃあ、子どもを信じてあげたらどうでしょうか。そう思いますよ。

奥迫協子、江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「“愛”と“後先”を教えるのが親の役目です」

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5月12日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月20日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/