教育とエンターテインメントを融合させたエデュケーショナル・エンターテインメント『プリンス・オブ・マーメイド 〜海 と人がともに生きる〜』が8月8日〜12日 有楽町よみうりホールにて新たに上演。
2000年の海を超えて―― 人魚の王子の果てしなき冒険の物語を通して「海と人との共生」を描く。全出演者が発表された。海の魔女セイレーン役には、元宝塚歌劇団エトワールを数多く務めた美声の持ち主である彩乃かなみが前回公演から続投。海賊バッカーナ役には、『レ・ミゼラブル』テナルディエ役をはじめ多くの舞台作品に出演し、軽妙さの中に凄みを感じさせる存在感が持ち味の駒田一。海の道先案内人ベニクラゲ役には、テレビ、ドラマ、ラジオのほか、『チャーリーとチョコレート工場』ジョーじいちゃん役をはじめ数々の舞台で活躍する多才なエンターテイナー小堺一機。
そして、『Endless SHOCK』など多くの舞台で活躍する日本初の女性アクロバットダンス・カンパニーG- Rocketsが、エアリアルパフォーマンスやアクロバットダンスで海の浮遊感やダイナミック感を彩る。
既出の出演者は、人魚の王子タリク役を、市村正親の⻑男で、ミュージカル『オリバー!』にて本格俳優デビューを果たし、その後もドラマや舞台で活躍の場を広げている、今回が舞台初主演となる市村優汰と、「ホリプロ☆ネクストProduced by美男子図鑑」2022年グランプリ受賞の石原颯也がWキャス トで演じ、さらに、ヒロインのティヤム王国の王女サラ役に藤岡弘、の次女で、大河ドラマ『どうする 家康』に出演の天翔天音。

この作品は、海の壮大な営みや神秘をドラマティックに反映する舞台。2000年かけて世界中の海をめぐる大河「深層海流」 を物語のキーワードとして展開し、クライマックスには2000年前のタリクたちの祖先の想いが届く。生き物たちがつなぐ命のバトン「食物連鎖」、地球温暖化などによる「珊瑚の白化現象」、プラスチックごみによる「海洋汚染問題」なども物語を 通して描く。また、大量の廃品ペットボトルを使用した舞台美術や、海に投棄された漁具やプラスチックごみを海の魔女セイレーン の衣裳に反映するなど、海洋汚染問題を視覚的にも表現。海の素晴らしさや大切さを伝えるとともに、海の抱える問題も提起し、親子で楽しみ・学び・考える「エデュケーショナル・エンターテインメント」として「海を未来へ、未来の子どもたちへつなぐ」ことを目指すという。

本公演では、海のSDGsプロジェクト・ファミリーフェスティバルとして、講演会、ワークショップを劇場にて同時開催。本作スーパー バイザーのお魚王子こと岸壁幼魚採集家・鈴木香里武氏による海のスペシャリスト講演会、本作出演の日本初の女性アクロ バットダンス・カンパニーG-Rocketsによる海の不思議ダンスワークショップを行う。

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あらすじ
2000年前、人魚と人間が仲良く暮らしていたティヤム王国が、一夜にして海に沈んでしまった。身勝手な欲望で 海をけがし続ける人間への報復──海の精霊セイレーンが怒りと憎しみにおおわれた魔女と化し、沈めてしまった のだ。 それから2000年後の満月の夜。人魚の王子タリクは、海の底から響く鐘の音に導かれ、海賊バッカーナに囚われ ていたサラと出会い、恋に落ちる。サラをバッカーナから救い出すタリク。神秘とロマンに満ちた壮大な海の旅が始ま る。やがてふたりはティヤム王国の末裔だったことがわかる。そして不老不死ベニクラゲの力によって、タリクは亡き父 の想いに気づき「海と人がともに生きるティヤム王国を復活させる」とサラに誓う。そのためには、伝説の歌「三つの 宝が光り放つ時、奇跡の扉が開く」謎を解き明かさなければならなかった。 だが、セイレーンがタリクの行く手をはばみ、海と人の交わりを制するため、容赦なくふたりを引き離す。それでもあき らめずに進み続けるタリクとサラ。ついに三つの宝をめぐり、タリクとセイレーンの壮絶な戦いが始まる。 果たして、海と人がともに生きる世界は復活できるのか、タリクとサラの運命は……

概要
海のSDGsプロジェクト・ファミリーフェスティバル
海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド 〜海と人がともに生きる〜』
日程会場:2024年8月8日(木)〜12日(月・祝) 有楽町よみうりホール
企画・原作・プロデュース・総合演出:多田誠
作曲・音楽監督:⻑谷川雅大
原作・脚本・ビジュアルディレクター:AWAJI
エデュケーショナルディレクター・振付・演出補:山中陽子
スーパーバイザー:鈴木香里武
企画:ラナハウス
主催・製作:読売新聞社/ラナハウス/シーエイティプロデュース/ジャパトラ
宣伝:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社

公式HP: https://uminosdgs.com/stage/pom2024/