名門球団での本拠地で歴史的な一歩を刻んだ。

 現地3月28日(日本時間29日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がドジャー・スタジアムでのオープニングゲームとなるセントルイス・カーディナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席でいきなりヒットを放つなど、3打数2安打のマルチ安打をマーク。試合はドジャースが2本のアーチが飛び出すなど、7対1で完勝を収めた。

 球界を牽引するスーパースターの記念すべき本拠地での初打席は割れんばかりの大歓声に包まれた。無死一塁、大谷は元巨人のマイルズ・マイコラスが4球目に投じたアウトコースのチェンジアップを右翼線に運んだ。1点は確実かと思われたが一塁走者のベッツが三塁で止まってしまい、大谷は大きく二塁を蹴ったところで慌てて戻ろうとしたが、三遊間ではさまれてしまい、三塁ベース近くで無念の走塁死になった。

 だが次打者のフレディ・フリーマンが右適時打を放ち、ドジャースがあっさり先制。さらに連打で1死一、三塁にチャンスを広げると5番のマックス・マンシーの犠牲フライで1点を追加。強力打線が初回から早くも2点を奪取した。

 3回裏には恐怖の1番打者ムーキー・ベッツが左中間に2号ソロ。先発マイコラスは落ち込む暇なく大谷を迎えると、日本人スターは冷静にボールを見極めて四球を選ぶ。すると3番のフリーマンが初球を振り抜き、バックスクリーンに突き刺さる強烈な2ランを放つ。この回だけで2本の花火を打ち上げ、ドジャースが点差を5点に広げた。

 カーディナルスが4回に1点を返し、4点差で迎えた5回1死、大谷の3度目の打席は4球目のスライダーを捉えて右安打。相手先発マイコラスはこれで降板し、5回途中5失点でKO。得点には結びつかなかったが、大谷はこの日2本目のヒットで3打席連続の出塁をマークした。
  その後も好調なドジャース打線の勢いは止まらず、6回と7回にも1点を加点し、10安打7得点で先発タイラー・グラスノーを強烈に援護。韓国での開幕投手を務めた右腕は味方の大量リードを背に6回を投げて2安打、5奪三振1失点と好投した。

 7回裏、一発が期待された大谷の第4打席は空振り三振。ファウルで粘ったが、6球目のスライダーにバットが空を斬った。

 試合は投打がガッチリと嚙み合ったドジャースが、カーディナルスをまったく寄せ付けず快勝。本拠地開幕戦を白星スタートで決めた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ドジャース大谷翔平が本拠地に登場!第1打席は二塁打→走塁死の展開に
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