23年新人王ガナー・ヘンダーソンが今季も躍動!「ルーキー・オブ・ザ・イヤーの翌年にMVP」の快挙を達成した選手には誰がいる?<SLUGGER>
もし新人王受賞の翌年にMVP受賞となれば、史上5人目の快挙となる。下記の通り、これまでの達成者はそうそうたる顔ぶれだ。
カル・リプケンJr.(オリオールズ) 1982年新人王→83年MVP
ライアン・ハワード(フィリーズ) 2005年新人王→06年MVP
ダスティン・ペドロイア(レッドソックス) 2007年新人王→08年MVP
クリス・ブライアント(カブス/現ロッキーズ) 2015年新人王→16年MVP
ブライアント以降も、新人王とMVPを両方受賞した選手は4人いる。17年新人王のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とコディ・ベリンジャー(ドジャース/現カブス)、18年新人王の大谷翔平(エンジェルス/現ドジャース)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)だ。ただ、この4人ほどの才能をもってしても、翌年はMVPのファイナリスト(投票3位以内)にすら入っておらず、いかに難易度が高いかが分かる。
なお、ヘンダーソンにとって同じオリオールズの先輩に当たり、ポジションも同じ遊撃手であるリプケンがMVPを受賞した83年は、オリオールズが最後にワールドチャンピオンになったシーズンでもある。ヘンダーソンが今後も活躍し、それこそ41年ぶりの世界一に貢献したならば、史上5人目の快挙もぐっと近づくだろう。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】一度は引退して大工へ転身した男が32歳でメジャーデビュー!レッドソックス左腕のハリウッド映画顔負けの激動キャリア<SLUGGER>
【関連記事】「彼ほど野球の歴史に興味を抱いている選手は珍しい」アメリカ野球殿堂館長が語る「イチローがクーパーズタウンを愛する理由」<SLUGGER>【関連記事】【なぜMLBで投手の故障が急増しているのか:前編】「最高レベルの才能が驚異的な勢いで失われている」米球界に広まる危機感<SLUGGER>