米メディア『Bleacher Report』が現地5月14日(成績は12日時点)、「両リーグの現時点でのMVP候補トップ10」という記事で有力選手をランク付けした。
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「MLB史上、ア・リーグとナ・リーグの両方でMVPを受賞したのは、殿堂入りしたフランク・ロビンソンしかいない。今年、ロサンゼルス・ドジャースのチームメイトの2人、ムーキー・ベッツと大谷翔平には、史上2人目となるチャンスがある。それぞれ好スタートを切っている一方、他のスター選手も高いレベルのプレーを見せている」

 こう記した同メディアは、ナ・リーグの1位にムーキー・ベッツを選出。「2018年にボストン・レッドソックスでMVPを受賞。ドジャース加入後は、20年と23年に2位に入った。遊撃手としてフルシーズンを戦うのは初めてだが、優秀な守備力は健在。四球(30)はリーグトップで、打率.339、WARは2.8を記録している」と評した。

 2位にランクインしたのが大谷だ。「トミー・ジョン手術から回復中で、今年は登板しないため、MVPを獲得できないシーズンになるはずだった。しかし、打率.352、出塁率.423、長打率.667、11本塁打、15二塁打、MLB最高のOPS 1.090を記録。過去にフルタイムのDHでMVPを受賞した選手はいないが、もしかしたら24年にこれまでの常識を覆すかもしれない」と、3度目のMVPを期待した。

 ナ・リーグの3位にはエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)、4位にウィリアム・コントレラス(ミルウォーキー・ブルワーズ)、5位にアレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)が入った。
  6位以下は、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)、レンジャー・スアレス(フィラデルフィア・フィリーズ)、ケテル・マルテ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、今永昇太(シカゴ・カブス)、タイラー・グラスノー(ロサンゼルス・ドジャース)の順となった。

 MLB1年目ながら、すでに5勝の今永については、「カブスがジャスティン・スティール、コディ・ベリンジャー、鈴木誠也ら故障者を抱えた期間を乗り越えることができた理由のひとつは、今永の存在があったから。日本人左腕は最初の7試合で5勝0敗、防御率1.08、FIP2.37という好成績を残した。スティールが戻って来たいま、カブスはMLBで最高の先発投手2人を擁している」と評価した。

 また、ア・リーグの順位は次の通り。

1位:フアン・ソト/ニューヨーク・ヤンキース
2位:ボビー・ウィットJr./カンザスシティ・ロイヤルズ
3位:グンナー・ヘンダーソン/ボルチモア・オリオールズ
4位:カイル・タッカー/ヒューストン・アストロズ
5位:サルバドール・ペレス/カンザスシティ・ロイヤルズ

6位:タリク・スクバル/デトロイト・タイガース
7位:タナー・ホック/ボストン・レッドソックス
8位:ジョシュ・ネイラー/クリーブランド・ガーディアンズ
9位:ライアン・ジェファーズ/ミネソタ・ツインズ
10位:マーカス・セミエン/テキサス・レンジャーズ

 1位のソトについては、「オフにサンディエゴ・パドレスからヤンキースに移籍。新天地で大成功を収めている。現在、打点(34)と出塁率(.414)でア・リーグトップだ。これまで多くのことを成し遂げてきたが、MVPを受賞したことはない。FAとなる今シーズンオフに大型契約を勝ち取る準備を整えている」と評価した。

構成●THE DIGEST編集部

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