バレーボールのネーションズリーグ女子1次リーグが5月15日、トルコのアンタルヤなどで行なわれ、日本は初戦で世界ランキング1位のトルコをフルセットの激闘の末に破る大金星を挙げた。主将でエースの古賀紗理那が31得点の大活躍でチームを牽引。専門メディア『volleyball world』も「ファンタスティック・コガ、日本を鼓舞しトルコ相手に大番狂わせを実現」との見出しで、日本の戦いぶりと古賀の活躍を絶賛した。

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 最後は主将の一撃が勝利を呼び込んだ。第1、第2セットと古賀や石川真佑らを中心とした多彩な攻めで連取した日本。しかし、第3セットで競り負けると、第4セットも主導権を握られ、そのまま落としてしまう苦しい展開に。それでも最終第5セットは0-3のビハインドから連続得点で逆転。古賀のサービスエースなどで点差を広げ、最後は石川がアンダーハンドでセットしたボールを古賀が見事に決め切った。

 両チーム最多得点のエースに、専門メディア『volleyball world』も手放しで称賛。「キャプテンのサリナ・コガは、ホームチームに対する約1万人のトルコファンの耳をつんざくような声援にもかかわらず、コート上で31得点と真に感動的なパフォーマンスを披露し、チームを勝利に導いた」と伝えた。また、古賀とともに、この試合で20得点を挙げた石川の働きぶりにも触れ、攻撃面の充実ぶりを報じている。

 さらに、同メディアは今回の結果で、五輪出場権を左右するFIVB世界ランキングスコアにおいて、トルコから日本へ9.9ポイントが移動することになったと伝え、「2024パリ五輪出場権を獲得していないチームにとって、これは非常に重要なことだ」としている。

 日本は現地5月16日17時(日本時間16日23時)に、第2戦のブルガリア戦を迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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