愛美、バースデー記念イベントでファンを魅了 “個人的重大発表”やお茶目なハプニングも発生
■即興劇から蔵出し写真まで…ファン歓喜のトークコーナー
イベントは昼公演を【RED】、夜公演を【BLUE】と、それぞれ趣きを変えて行われ、トークからアコースティック編成によるライブ、サプライズな演出や特報まで、盛りだくさんの内容。まずは、愛美自身こだわりのイベントグッズを1つずつ紹介し、トークコーナーへ。ファン参加型のゲーム企画も含め趣向を凝らしたテーマでファンを楽しませていった。
最初のテーマは「年表で振り返る愛美2023年」。その名の通り、愛美の2023年のアーティスト活動におけるトピックを写真とともに紹介していくコーナーで、愛美ならではのユニークな活動を振り返っていく。さらに、オマケとして、母親や妹の声優・千春、その他の声優仲間らが撮影した愛美のプライベート写真も“蔵出し写真”として公開し、ファンを喜ばせた。
最後のコーナーは「あいみんシアター〜2023年冬〜」と題し、声優としても幅広い役柄を演じる愛美が、得意の即興劇でファンに声のプレゼントを行うという企画。あらかじめファンから募集したせりふの中から、くじ引きで引いたせりふを盛り込まなくてはならないのが同企画のルールだ。
出てきたお題は「べ、別にアンタのことなんか好きじゃないんだからね!」というベタなツンデレせりふ。ステージのクリスマスツリーを即興で活用しつつ、最後はカメラ目線で「べ、別にアンタのことなんか好きじゃないんだからね!」というせりふをかわいらしく決め、役者としての実力をアピールした。
■ハプニングも味方にするパフォーマンスに客席も一体に
ライブパートでは、イベントのためにアレンジされたアコースティックバージョンで人気曲から初披露曲までを披露。愛美の「始まりと言えば、まずはこの曲から」との言葉とともにライブのスタートを飾ったのは、彼女がソロアーティスト活動再開にあたっての気持ちを自らの作詞で詰め込んだ「ReSTARTING!!」。サビ終わりの“Going my way! AI Mean It! ”というフレーズでは、愛美の「SAY!」という呼びかけに応えて、客席もペンライトを振りながら笑顔で歌った。
そして、クリスマスシーズンならではのプレゼントとして、愛美が学生時代によく聴いていたという中島美嘉の「雪の華」のカバーを披露。ライブ本編の最後は、いつも応援してくれるファンへの感謝と幸せを願う気持ちを込めて「スターリア」を歌唱した。
ステージ背面に光が綺羅星のように瞬き、ミラーボールも回転して、会場は一面星空の世界へ。愛美もロマンチックな歌声をと思いきや、1番のサビ入りで歌詞を間違えてしまうハプニングが発生。バンドの演奏を一旦ストップさせて、「うわー!めっちゃいいところで歌詞間違えちゃった!」と笑う愛美に、客席からは拍手や「かわいいよー!」といった声があがった。
■ファンからの意見に応えた“個人的重大発表”とは
イベントの終盤には愛美からの「個人的重大発表」が。これまでアーティストカラーを「紫」に設定していた彼女だが、ひとえに紫と言ってもさまざまな色味があるため、「どの紫なのかわからない!」というファンからの意見に応え、今後は「赤紫(あかむらさき)」にすることが決定。ゆくゆくは赤紫のグッズを増やしていきたいと語った。
さらに、2024年初夏にニューアルバムをリリースし、7月から8月にかけて東名阪の3カ所を巡るライブツアーを行うことも発表。ライブは愛美にとって初の声出し解禁、そして全会場オールスタンディングで行われる。
2024年の活動を期待させる報告に続き、最後は、ライブ初披露となる最新曲「HELP」をパフォーマンス。観客も総立ちとなり、「ヘイ!ヘイ!」と声を上げながら熱く盛り上がる。愛美もときおりクールなニュアンスを交えて緩急を付けつつ、ひときわアグレッシブな歌声をぶつけて会場から熱狂を引き出し、アーティストとしてのさらなる成長と進化を感じさせるなか、2023年のバースデーイベントを締めくくった。