伊藤淳史が主演を務める土曜ナイトドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)の第4話が、2月10日(土)に放送される。

■鈴木おさむ引退前最後の連ドラは“リコン・ブラックコメディ”

同作は、大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)を原作に、3月31日(日)をもって放送作家業・脚本業からの引退を発表している鈴木おさむが脚本を担当。

妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディとなっている。

■共演に小池徹平、佐藤大樹、水野美紀ら

主演の伊藤が、妻の不倫を目撃し離婚を決意する大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉を演じているが、そんな渉の妻・綾香を篠田麻里子が演じることが、第1話の放送にて明らかになった。

そして、綾香と不倫を繰り返す芸能事務所のチーフマネジャー・司馬マサトを小池徹平が、渉とバディを組んで綾香の不倫の証拠集めにまい進する探偵・三砂裕を佐藤大樹が、親権事案において日本有数の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子を水野美紀が演じる。

■第4話では――

渉(伊藤淳史)の家のソファで禁断の情事を始めた妻の綾香(篠田麻里子)と不倫相手のマサト(小池徹平)。渉は探偵・裕(佐藤大樹)からの指示で、二人の不倫の証拠を収めるべく、ソファの下に隠れて自撮り棒の先に付けたカメラを伸ばして奮闘するも、なかなかうまく撮影できない。渉のことを「愛していない」とマサトに告げる綾香の言葉を聞き、渉はソファの下でひっそりと涙する。

やがて、綾香とマサトが家を出た後、裕は渉を抱きしめ「がんばったな」とねぎらうも、渉は「もう限界だよ」と自暴自棄になり、走り去ってしまう。渉を追う裕だが、なんと二人の前に離婚弁護士・財田(水野美紀)が現れ、思いもよらない言葉を渉に投げかける。そんな中、綾香はマサトのある異変を目の当たりにすることに。

――という物語が描かれる。

■「あなたの弁護、受けさせてもらいますよ」強い味方が渉の元へ

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、裕に抱きしめ慰められる渉が「もう綾香への愛はない。離婚は俺の中では決定事項だ!」と言う様子からスタート。そんな綾香から「歯、抜けてるよ? 馬鹿じゃないの」と吐き捨てられる渉。

裕の協力の元、証拠集めに奮闘する渉だが、あと一歩のところで逃げ出してしまい、財田から「自分から逃げたんじゃないですか?」と詰められる。「仕方ない」と裕はかばうも「仕方なくない!!」と財田はブチ切れ。

そんな渉は、「今度は絶対に成功させよう!」と裕に励まされながら自宅のソファの下へ。だが、本格的に始まった情事を前に思わず耳を塞いでしまう。そして「もう限界だよ…もうどうでもいいんだよ…」と自暴自棄に。諦めてしまうかと思ったが、そこへ財田が登場。財田から「お待たせしました。あなたの弁護、受けさせてもらいますよ」と伝えられ、渉の親権獲得への道が一歩前進したことが分かる。

場面は切り替わり、渉と裕、財田3人での作戦会議のシーンに。財田は渉に「大切なことは二つ」と、養育環境と養育実績が重要であることを指南。「実績作りはどのくらいの期間…?」と尋ねる渉に財田は「1年」ときっぱり。「あなたは1年、離婚できない男なの」と辛い現実を突きつける。

さらに最後には、ゴミ出しをしようと自宅を出た渉の前にマサトの姿が。「隣に住んでいる、司馬マサトです」と何食わぬ顔であいさつするマサトに、思わず持っていたゴミ袋を落としてしまう渉の様子が切り取られている。