奈緒と木梨憲武がW主演を務めるドラマ「春になったら」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第6話が、2月19日(月)に放送される。放送に先駆け、ヒロインの友人・岸役を務める深澤辰哉からコメントが到着した。

■娘と父のハートフル・ホームドラマ

本作は、“3カ月後に結婚する娘”・瞳(奈緒)と、“3カ月後にこの世を去る父”・雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。福田靖によるオリジナル作品で、シリアスとコミカルが同居した世界観で繰り広げる、笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。

■「春になったら」第6話あらすじ

第6話は――

「私はかず君とは結婚しない!」自分たち父娘のせいで一馬(濱田岳)が芸人をやめ、それに反発した龍之介(石塚陸翔)が家出する事態に責任を感じた瞳は、一馬との結婚をやめると宣言。一馬はショックを受けるが、瞳の胸中を察して了承する。

同じ頃、人生ノートを書き終えた雅彦は、一度は受け入れたはずの死を前に、やはり瞳と別れるのが寂しいと阿波野(光石研)に本音をこぼす。そして、脳裏にはある考えがあった。一方で、日に日に症状が悪化していることから、これ以上は隠し通せないと、中井(矢柴俊博)と加賀谷(葵揚)に自分が末期の膵臓がんであることを告白。治療は受けないという雅彦の強い覚悟に、2人は言葉を失う。

一馬との婚約を解消し、これで心おきなく雅彦のことに専念できると思っていた瞳だったが、助産院での仕事が忙しくても、夜勤明けで体が疲れていても、心はどこか落ち着かず、眠りにつくことができない。雅彦もまた、瞳と一馬の結婚が破談になったと聞いても手放しで喜ぶ気にはなれず、もやもやした気持ちを抱えたまま日増しに強くなる痛みと闘っていた。そんななか、瞳から結婚をやめたと報告を受けた岸(深澤辰哉)が、突然、椎名家を訪ねてくる。瞳を心配して元気づけようとする岸の優しさに触れ、自らを奮い立たせていつも通り助産院へ向かうが…。

――という物語が描かれる。


■深澤辰哉「自分が起こすアクションをすごく大事にしました」

第6話では、昔から瞳のことが好きで、美奈子(見上愛)からの好意に全く気が付かない岸が、瞳の様子に心を動かされる重要なシーンが放送される。瞳が一馬との婚約解消を決意し、それを岸と美奈子に伝えたあと、驚いた岸が迷わず瞳の家に向かって…という場面。弱っている瞳と向き合うこれまでにはない場面に、岸を演じる深澤自身も、悩み考え抜いたという。そんな深澤からコメントが到着した。

「岸が瞳の家を訪れるシーンは、岸的にもキーになってくるような場面だと思ったので、めちゃくちゃ考えながら、奈緒さんと監督さんとも話し合いながら撮影しました。自分自身あんなお芝居は今までやったことがなくて。表情やお芝居はもちろんですが、自分が起こすアクションをすごく大事にしました。岸は瞳のことが好きだし、でも親友でもあり、そしてカズマルくんという瞳の相手がいることも知っている中で、岸は泣いている瞳に触れていいのだろうか、と。その触るというアクションを起こせるものなのか、起こせないものなのかっていうのをすごく考えました。シーン的には瞳と岸しかいないけど、その奥にある瞳との関係性、カズマルくんとの関係性、美奈子との関係性をすごく意識しながらお芝居をしました」と第6話について語る深澤。

また、今後の岸の見どころについて「先週の5話でカズマルくんと対峙するシーンがあって、今日放送の6話で瞳とのシーンがあって、きっとその2つのシーンによって、岸の中でも、今までとは違う感情というか、新たな1歩を踏み出さなきゃいけないっていう感情になっていると思うので、この感情を7、8、9、10、11話と、どこに向かって行くのかを楽しみにしていただけたらと思います。岸は気持ちよく送りだせるのか、それともちょっと後悔が残ったままなのか、これからも考えながらお芝居していきたいなと思います。演じていて、岸くんは優しすぎるなと思うので、それをどこまで優しい表現をするのか。5話でカズマルくんに怒りましたが、怒る時はあの怒り方なのかなとかすごく考えましたし、優しい子だからこそ、自分がちょっと演じ方を間違えるだけで違う見え方になってしまうかなとは思うので、そこを大事にこれからも撮影に臨みたいです」とコメントした。

■瞳と一馬の婚約解消を一同気に掛ける

また、番組公式ホームページやYouTubeなどで見ることができる予告動画では、職場で倒れてしまって病室にいる瞳のもとを雅彦が訪ね、心配しているシーンからスタート。しばらくして、瞳の家に岸や一馬らが集合し、「退院おめでとう」と瞳と雅彦を出迎える様子が映し出される。

一方、瞳と一馬が婚約解消したことを周囲も気に掛けているようで、「瞳、大丈夫?」と瞳に声を掛ける岸の様子や、「もうカズマルに会わないつもり?」と雅彦が瞳に問いかける様子も。そして、動画の最後では、一馬が岸に「瞳ちゃんのことをよろしくお願いします」と告げている。

視聴者からは、「どの人物の感情も分かる」「涙なしでは見れない」「岸くんどう行動するんだろう」「それぞれの思いが伝わりますように」などの声が上がっている。