俳優の真田広之がプロデューサー兼ハリウッド初主演を務めるドラマ「SHOGUN 将軍」の来日大ヒット祈願イベントが2月20日に東京・増上寺で開催され、主演の真田、共演のコズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、平岳大、西岡徳馬、エグゼクティブプロデューサー/ショーランナーのジャスティン・マークス、同じくエグゼクティブプロデューサーのレイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルが登場した。

■2月27日(火)より配信スタート

同作は、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説“SHOGUN”を、「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたマークスらが新たに映像化した戦国スペクタクルドラマ。1600年代の“天下分け目の戦い”前夜の日本を舞台に、真田演じる戦国最強の武将・吉井虎永、漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針/ジャーヴィス)、ブラックソーンの通訳を務めるキリシタン・戸田鞠子(サワイ)らが直面する陰謀と策略がダイナミックに描かれ、ディズニープラスのスターで2月27日(火)より独占配信される(全10話/初回は2話配信その後毎週1話ずつ配信※最終話は4月23日[火]配信予定)。

漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針)を演じるジャーヴィスは今回が初来日となったが、徳川家康ゆかりの地に降り立った感想を聞かれ「すてきな場所だという印象ですし、来られて本当にうれしいです。非常に街が清潔だという印象があったり、本当に豊かな歴史を持っているんだとあらためて感じます。ここにいらっしゃる皆さまとこうやって日本の地を踏めて本当にうれしく思います」と感動の面持ち。

■サワイ「日本の歴史、文化、人間性を忠実に描けた」

一方、サワイは「いろんな顔を併せ持つ、繊細ながらも信じられないほどの芯の強さを持った戸田鞠子を演じております」と役柄を説明すると、配信を1週間後に控えた感想について「とっても楽しみです。ジェームズ・クラベルさんのおかげで日本のことをたくさんの方に知っていただけたと思うんですが、やっと日本の歴史、文化、人間性を忠実に描けたんじゃないかと思うのですごく期待していただきたいのと、作品にすべてをつぎ込んだ“SHOGUNファミリー”と日本の皆さまと一緒に公開をお祝いすることができてうれしいです」と喜びをあらわにした。

また、マークスは「本当に今この形で世界同時に配信できることを心からうれしく思います。異なる文化や違いの中でどうやって架け橋を渡していくのか。あるいは違うからこそ、それを祝福し、共通しているところもまた祝福する、そういう作品でもあるので世界同時配信にぴったりな作品だと思います」と、今の思いを口にした。

◆取材・文・撮影=永田正雄

※西岡徳馬の「徳」は心の上に一本線が入るのが正式表記