俳優の宮世琉弥が3月14日、都内で行われた映画「恋わずらいのエリー」前夜祭イベントに共演の原菜乃華、白宮みずほ、綱啓永、小関裕太、三木康一郎監督、NiziUと共に出席。三木監督が宮世を「すごいよくがんばった」と讃えた。

■宮世琉弥、監督からの無茶振りに焦る

本作は累計発行部数210万部突破の藤ももによる大人気少女コミックの実写化。表の顔は学校イチのさわやか王子だが、実は口の悪いウラオモテ男子のオミくんを宮世が、そんなオミくんを眺めながら彼との妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリーを原が演じる。

宮世は映画初主演ということで「超緊張してるんですよ、実は今日」と告白。宮世は「まだ前夜祭でもこんだけ緊張しているので、(公開日の)明日どんな気持ちでいるんだろう。なんかいろいろ感慨深いなと思っています」としみじみ語った。

宮世は舞台あいさつの前に監督から「おもしろいこと言ってくれるよね」とプレッシャーをかけられていたそう。トークを重ねる中で監督が「今がチャンスだよ、おもしろいこと言う」と宮世に投げかけると、宮世は「よくない、超よくない!」とツッコんだ。

■監督、宮世琉弥は「すごいがんばった」

監督は宮世について「この作品に入る前に会ったときに、ちょっと軽い感じで入ってきたんですけど、すごく緊張してる感が見えて」と回顧。「あんまり見せないんですけど、この映画にかける思いというものが現場に入るとどんどんどんどん出てきて。この映画にかけてるんだな、と思った。僕もがんばらないといけないなと思いました」と振り返り「(撮影時)まだ19歳で、よくすごいがんばったなと思いました」と宮世を称えた。

最後に宮世は「この作品はラブストーリーでもあるんですけど、ヒューマンドラマな部分もたくさん入っています。個性豊かなキャラクター、ひとりひとりがいろんな感情を持っていて、それが重なり合ってこの作品が生まれたんじゃないかなと思っています」とアピール。宮世は「映画館で明日から全部見に行ってください。朝昼晩最後まで全部よろしくお願いします」と言ったところで「…ってさっき綱くんが」と綱に目線を振り、綱は即座に「言ってないよ!(笑)」と笑いながらツッコんだ。

◆取材・文=山田果奈映