元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がメインパーソナリティの「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が3月27日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。

■「セリフと音楽のタイミングとか映画の演出がすごくて!」

この日、佐久間氏は黒のトレーナー姿で登場し、現在公開中の映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」についてのトークを展開。お馴染みの佐久間氏が思う、最近面白かったエンタメを紹介するジングルで、同映画の名前を挙げると、ジングル明けに佐久間氏は「『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』は、浅野いにおさんによる同名漫画のアニメ映画化で、原作ももちろん読んでるんですけど」と詳細を語り始める。

「巨大な宇宙船が突如として現れた東京の街での女子高生たちの日常を綴るっていう作品で、ほのぼのとした作品かと思っていくと、詳細は伏せるけど、中盤からの展開と演出に鳥肌が立って」と映画の概要をざっくりと説明し、「もう本当ね、最高の前編の終わり方で後半に突入するから是非みてほしいなと思う」と興奮気味にオススメした。

また「原作漫画の構成の仕方としてもすごい上がる」と漫画自体の構成を褒め称える一方で、「ただね、ストーリーもそうだけどね、セリフと音楽のタイミングとか(映画の)演出がすごくて。結構セリフで鳥肌立つシーンもたくさんある」と映画ならではの楽しみ方も解説。

さらに佐久間氏は「あとね、まあみんな褒めるから、別にもう今更やらなくてもいいと思うんだけど、幾田りらさんとあのちゃんの声優っぷりがとんでもなくすごいんだよ、マジで」とダブル主演である二人の声優ぶりを絶賛する。相当感動したのか、もう一度「どっちもすごいんだよ、マジで!」と讃える佐久間氏。

「構成をネタバレすることになるからあんまり言わないけど…」と前置きしつつ、二人の声優のどこがすごいのかについて「番宣とかで使われてる二人のキャラクターのあの演技もすごいし、そのあとちょっと二人が変わっていくところでの二人の演技の落差もすごいんだよね。どっちもすごかった!」と熱く語る。

続けて「ただ幾田さんは他の何かでも『ああ、演技上手いんだ』って気付いたことがあったんだけど。あのちゃんがあそこまで上手いとは思わなかったな。びっくりしました」と今回声優に初挑戦したあのの演技力に感心していた。

最後に佐久間氏は「連載当時はたぶんあれ令和になる前ぐらい、平成末期ぐらいかな? だよね、きっとね?」と原作の連載時期を確認し、「だからその終末感みたいなのがあったんだけど、それがね、今回ね、この時代にこんなに響くとはって感じで、すごくよかったですね〜」と余韻に浸った。

■「オーディションでADと口喧嘩したら泣いちゃいました…」

イチナナ限定アフタートークでは、本編のメールテーマだった騙されたに関する話題を展開。「最近は何の後ろ盾もない女の子がオーディションに来たっていうのがちょっと面白かったんですけど…」と口火を切った佐久間氏は、「『ゴッドタン』(テレビ東京系)とかの場合は、その前にAPさんが弾くけど、オーディションにはたくさん来るね」と明かす。「もうずいぶん前ね、『佐久間さん、〜マジ嫌い〜に来た女性、口喧嘩が得意だっていう触れ込みで来たんですけど、オーディションでADと口喧嘩したら泣いちゃいました』って言って」と笑い、「ちょっとそれは俺たちが悪いのかな? みたいな」と懐かしそうに振り返った。

配信画面には、深夜3時過ぎにも関わらず、リスナーから「新生活あるあるw春やな…」「2単位話すべて繋がっててすごい!」「6年目もヨーソロー!!」等のさまざまなコメントが寄せられ、盛り上がりを見せた。