【漫画】重すぎる…“1週間記念”を祝う面倒な彼女と早くも別れたいクズ男 そんな気持ちが180度変わる超展開に「幸せにしたれ!」の声
2024年3月1日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、14万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、池田ルイさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■「付き合って1週間記念」を祝おうとする彼女が重い…“クズ男”はどう動く
本作の登場人物は、付き合ったばかりの男女2人。彼女が“付き合って1週間記念”として、お祝いにレストランを予約したという会話から始まる。それに対して彼氏は、ちょっとしたことで記念日を作ってお祝いする彼女を重すぎ、面倒くさいと感じていた。
そもそも彼氏は彼女に対して本気ではない。いわゆるヒモ気質の“クズ男”で、“可愛いし金持ってそう”という理由で付き合い始めたのだ。しかし、彼女が重いタイプだと知り、早々に別れようと思い始めるのだが…。
「今まで1週間以上 彼氏と続いたことないの」
彼女の言葉に、驚きの表情を見せる彼氏。
「付き合って5日目で自分が10番目の女だと発覚」
「付き合って3日で身分証を盗まれて借金の保証人にさせられた」
「付き合って1日で同棲したら、外出中に家のものを全て持っていかれた」
元カレとのつらいエピソードの数々。どうやら彼女は、これまでろくでもない男性としか付き合ったことがなかったようだ。そんな恋愛遍歴から、彼女にとって彼氏と1週間も続くというのは他の人が思うよりもずっと幸せなことだった。この話を聞いた彼氏はいたたまれない気持ちになり、思わず「絶対幸せにしてやるよ!!」と叫んでいた。
しかし、クズ男を脱却できない彼氏…その後の展開では、クズ男のまま彼女を幸せにするため“とある決意”をする。以降、彼氏の友達など登場人物も増え、賑やかにストーリーが進んでいく。本作を読んだ読者からは「これは幸せにしてあげたくなる」「2人で幸せになってくれ…涙」など、2人を応援する声が集まっている。池田さんのXには続きが投稿されているため、2人の恋の行方が気になる人はぜひチェックしよう。
■作者・池田ルイさん「幸せにしてあげないとね!と思って今は作品を作ってます」
――『彼女がクズを愛するワケは。』を描こうと思ったきっかけや理由などをお教えください。
友人との会話がきっかけですね。
それまで私はずっと幸せな恋愛ばかりお話にしてきたんです。ですが、たまたまその時周りの友人で幸せな恋愛をしてる子が少なくて、
胸が苦しくなるから幸せな恋愛話なんて読めないって言われたことがあったんです。
なので不幸な恋愛をコメディチックに描けば読んでもらえるかなと思って、この漫画を作りました。
――この作品はピンクを基調とした配色が大変印象的ですが、色をはじめとした本作の作画に対するこだわりをお教えいただけますでしょうか。
作画に関しては女の子は私のできる限り動きや表情を可愛らしく、クズの男の子達に関しては通常時が余裕がある感じでボケーっとしてる風に描けるようにしたのがこだわりかなと思います。
配色に関しては目に入ってもらえるような、尚且つ可愛い世界観を意識して、これでもないあれでもないを繰り返して色を決めてます。
――クズ男として登場するヒロくんの名前は募集によって決まったとのことですが、選んだ“決め手”などはあったのでしょうか?
単純に数が多かったからですね!笑
具体的なエピソードもつけて「ヒロ」の名前のつく方がいいと言ってもらいました。
ただ言っておきたいのが全てのヒロくんがクズだと言いたいわけじゃないですからねー!笑
一部のヒロくんが大暴れしてるようで、たまたま私のファンの方が巻き込まれたので、今回こういう結果になったようです。
全てのヒロくんがクズとはまったく思ってません!!たまたまです!笑
――X(旧Twitter)投稿にて第1話は14万件の“いいね”が集まり、その後の続きでも高い反響が寄せられています。今回の読者の反応をどのように感じていらっしゃいますか?
1話目に関してはあれっきりで終わる気でいたので、続きが作れるのか不安な気持ちが大きかったです。
ただ愛されているこのキャラ達がここで終わるのも可哀想でしたし、ファンの方のみーちゃんを幸せにしてあげて!というコメントが1番刺さりました。
幸せにしてあげないとね!と思って今は作品を作ってます。
――今後の展望・目標をお教えください。
この作品に関していえば、グッズが作れたら嬉しいですね。
それから今回友人として登場したアキラくんとタイガくんについてのお話も作りたいです。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
DMやコメント全て見ています。
ファンレターを送ってくださった方も知っていますし、宝物として大事にしています。
読んでくださる皆さんがいるから頑張れますので、これからも描き続けますね!
いつもありがとうございます!