ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」の「スター」にて独占配信中のオリジナルドラマシリーズ「フクロウと呼ばれた男」(全10話)より、主人公・大神龍太郎役の田中泯と、龍太郎の息子・大神龍役の新田真剣佑の特別インタビュー動画が公開された。

■田中泯と新田真剣佑が相反する正義を掲げる親子を熱演

本作は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた黒幕/フィクサーである“フクロウ”こと大神龍太郎を主人公として、国家の裏側・タブーに切り込んだ社会派政治ドラマ。ダンサーとしても活躍する田中が龍太郎を演じる。

そして、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍を繰り返す父親に反して、対極な生き方で「正義」を掲げる龍役を新田が務める。

■特別インタビュー動画が公開

今回公開された特別インタビュー映像では、2人のキャラクターについてや、初共演でのエピソード、海外脚本家とのコラボレーション作品としての見どころなど、作品をもっと楽しめる内容が盛り込まれている。

インタビューの冒頭、互いのキャラクターについて語っている場面で田中の発言に対し、新田は「まだ役が抜けていません?(笑) 役の父親がそこにいるみたいです」と、久しぶりの再会にもかかわらずすっかり役の間柄に戻ったような田中に喜びを隠せない様子。

田中は新田との共演について「会うまでは分からなかったですね。頭で考えているだけだったから、真剣佑の体が目の前に現れるまでは心動かずという感じだった」と振り返り、新田は「父とは真逆のところにいる、真実を追い続けている息子なので、そういうところを考えながら役作りに挑戦しました」と語った。

また、新田は田中との共演について、「本当に思っていたよりも一緒のシーンがあまり多くなくて。でも、その中ですごく濃い、深いシーンを共にさせていただいた。クランクアップの時にお手紙をもらったのがすごくうれしくて。中々なかったなぁと思って。今でも大切に保管しています」と、田中からの思いがけないサプライズを明かし、本編では見られない仲むつまじい親子のような一面も見られた。

■田中泯、新田真剣佑の英語の演技に「見どころだと思いました」

近年、海外の制作陣とのコラボで日本を描く作品が増えているが、本作も日本と海外の良さを掛け合わせ、壮大なスケールで描かれている。

海外の制作陣との仕事に慣れている2人だけあって、本作だからこそ楽しめた”違い”について新田は、「一つの作品で日本語と英語でお芝居をすることはなかったです。(この作品が)初めてだと思います」と初めてバイリンガル役で芝居をしたことを取り上げ、田中は「彼の英語のシーンは撮影の時には見てなかったです。編集したものを見て、すごくいいなと思いましたよ。日本語のシーンと英語のシーンではやっぱり空気が違う。彼の周りの空気まで違って見える、感じる。とっても見どころだと思いました。日本のお客さんにとっては期待ではないでしょうか」と、新田の新しい一面を絶賛した。

最後に、新田は「プロデューサー&脚本家が日本人ではない、僕みたいな日本で育ってこなかった立場としては、外から見た日本に感じた違和感を映し出したところがたくさんあって。そういうのは日本で育つと分からないことがきっとたくさんあるので、新しい発見もできると思いますし、サスペンスだけどどこかワクワクするような展開もたくさんありますし。ただダークな物語じゃないことを楽しんでいただけるのでは、と思います」とコメント。

田中は「龍太郎という人の晩年の仕事みたいな感じですね。龍太郎自身がどこかでそろそろ辞めたいと思っている物語。そこを分かってみてもらっても面白いのではないでしょうか。父親は歳をとっていく、息子は成長していく、その最中での2人や他の子どもたちとのありようがクライマックスに向かっていく。そんな目線が持てるのであれば、目にちょっと足してもらうと面白いかもしれません」と、作品を楽しみにしているファンへメッセージを送った。