伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月〜金曜の振り返り)の第34回が5月16日に放送され、27歳になった寅子(伊藤)の結婚相手探しが無事決着。一世一代の告白に踏み切った優三(仲野太賀)が注目を集め、トレンド入りする盛り上がりとなった。(以下、ストーリーのネタバレがあります)

■依頼人が見つからないのは「未婚だから?」

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。第7週「女の心は猫の目?」では、司法修習を終え、正式に弁護士となった寅子の日々が描かれている。

先に女性弁護士として法廷に立った久保田(小林涼子)が結婚・妊娠していたこと、そして一度は寅子といいムードだった花岡(岩田剛典)が別の女性とあっさり婚約したことが寅子を追いつめた。自分が一人前の弁護士として信頼してもらえないのは、未婚だからなのでは――。社会的信頼を得るため結婚することを決心した寅子だが、見合い相手探しは難航した。

■すぐそばにいた意外な結婚相手

そんな中、かつての猪爪家の書生・優三が寅子を訪ねてきた。

何でも話せる優三と久々に顔を合わせ、寅子は「おかしいと思わない?社会的地位が欲しいっていう私の理由が許されないなんて」「お見合いだって多かれ少なかれお互いの利害が一致して契約をし合うわけで」と不満が止まらない。すると優三は、緊張のあまり腹を下しながら「それ、僕じゃダメかな…」「社会的地位を得るための結婚相手、僕じゃダメでしょうか!」と一世一代の告白。優三も社会的地位が欲しいのだと理解した寅子は「なるほど…はい!」と手を差し出した。

■勇気を出した優三に視聴者から祝福の声

書生時代、長きにわたって寅子の挑戦を見守ってきた優三。決して自分の思いを押し付けることはなかったが、寅子に思いを寄せているムードは端々に漂っていた。

好意こそ伝えられていないものの、一世一代の告白を成功させた優三に、視聴者からは「優三さんおめでとう!よかったね!」「ついに優三さんのターンきた!!」「お似合いだよ。寅子と共に歩めるのは優三さんだよ!」の声が続々。Xでは「優三さん」がトレンド1位、「#虎に翼」が2位という盛り上がりとなった。

直後の「あさイチ」でも、博多大吉が「お、おめでとうでいいのかな」、鈴木奈穂子アナも「いいんじゃないですか?優三さんは本気ですよね?おなか下して、緊張していたし」と話すなど、恒例“朝ドラ受け”は優三の告白で持ち切り。

ドラマ好きの博多華丸は、寅子が口にした“お互いの利害一致”“契約”といったワードからドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年ほか、TBS系)を連想したようで「そういう(契約結婚)形式で。最初はそういう形ですけれども、“金曜日はハグの日”があって、最終的には夫婦を超えていく」と“逃げ恥”の内容と金曜にクライマックスが来ることが多い“朝ドラ”を引っ掛け、寅子と優三の今後の展開を予想していた。

5月17日(金)放送の第35回では、優三との結婚を決め、さらには法廷デビューも決める寅子の姿が描かれる。