期待の若手の移籍を阻止

バイエルンはFWマティス・テル(18)と契約延長をしたことを発表した。

テルは2022年にフランスのレンヌからバイエルンに加入。ここまでバイエルンでは公式戦59試合に出場し、13ゴール4アシストをマークしている。今シーズンにはFWハリー・ケインという世界トップクラスのストライカーが加入し、テルの出場時間は限られているものの、ここまで公式戦31試合で7ゴール4アシストをマークしている。

ブンデスリーガでのスタメン出場はわずか1試合で、プレイ時間も合計で863分と少ないが、限られた時間の中で自身の真価を十分に示す活躍を見せている。そんなテルは今夏に、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に動く可能性が報じられていた。

テルは新契約締結を受けて、クラブの公式で「とても嬉しい。それは私にとってとても意味のあることだ。私はここですでに多くのことを学んだ。バイエルンでプレイする以上、すべてのタイトルを獲得したいし、ハートとエネルギーをもってプレイしなければならない」と語った。

ケインがいる以上、今季の後半戦も限られた出場時間でのプレイを強いられる可能性が高い。しかし、テルはまだ18歳だ。着実にバイエルンでの存在感が増してきている同選手が、クラブを代表するストライカーになる日もそう遠くはないかもしれない。