欧州復帰後も評価は戻らず

ブラジル代表とベルギー代表との親善試合を今月控えているイングランド代表はメンバーの25名を発表した。

ジュード・ベリンガムやデクラン・ライスなどいつもの顔ぶれが選ばれる中、所属クラブで結果を残すジョー・ゴメスやアンソニー・ゴードン、ジャラッド・ブランスウェイトといったメンバーも名を連ねた。

今季好調な選手たちが選ばれている中、今回の代表招集に疑問の声が多く上がっているのがジョーダン・ヘンダーソンだ。昨夏にサウジアラビアのアル・イテファクに移籍したヘンダーソンはわずか半年で欧州に復帰。今冬からはアヤックスでプレイしているが、リヴァプール時代の輝きを取り戻せておらず、批判の声も上がっている。

ヘンダーソンの招集を受けてSNSには、「ジョーダン・ヘンダーソン……本当に冗談を言っているのか?」、「ヘンダーソンを選ぶなんてありえない」、「ヘンダーソンはサウスゲイトにとって何の価値があるんだ?」など、厳しい意見が多く見受けられた。さらには、「ジョーダン・ヘンダーソン、コビー・メイヌーを下す。私は正式にサッカーを見捨てる」という投稿もあり、招集が期待されたが選外となったメイヌー を推す声もあった。

イングランド代表の中盤には、マンチェスター・ユナイテッドで存在感が増してきたメイヌーだけではなく、今季ルートン・タウンで素晴らしいパフォーマンスを見せるロス・バークリー、常に安定したプレイぶりを見せてきたジェイムズ・ウォード・プラウズなどもおり、今回の招集が期待されていた。

今回カルヴィン・フィリップスは外されてしまったが、ヘンダーソンはサウスゲイトのお気に入りの1人であり、全幅の信頼を寄せている。スター選手が多いため、メンバーに入ることは至難の業ではあるが、今回のヘンダーソン招集は大きな話題となっている。