2013-14シーズンは充実の時を過ごしていたが……

アーセナルやマンチェスター・シティで活躍した元フランス代表MFサミル・ナスリは、ワールドカップ本大会でプレイした経験がない。

EUROの本大会は経験しているのだが、ワールドカップは2010、2014年大会も参加できなかった。仏『Canal+』によると、ナスリはこれがキャリアの中で大きな後悔だったと振り返る。

「マンチェスター・シティでの2014年シーズンを踏まえれば、ブラジルに行くべきだったよ。南アフリカ大会は出場できなくて、サッカーの本場ブラジルでのワールドカップも出場できなかった。これがキャリアの中で最大の後悔だね。テレビで代表戦を観ていたけど、後悔はあった。ブラジルに行く自分を思い浮かべていたよ。自信に満ち溢れていたんだ」

2013-14シーズンのナスリはマンCの主力としてプレミアリーグで7ゴール9アシストの数字を残している。当時のマンCはプレミアも制覇していて、ナスリにとっては全盛期と呼べる時期だったかもしれない。

若い頃のナスリはやや個性が強すぎるところがあり、それが原因で代表チーム内でのトラブルもあった。それも代表キャリアが上手くいかなかった理由の1つと言える。しかし実力的には、ワールドカップで見たい選手だった。