A・アーノルドを脅かす存在

今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が指揮官を退任することとなり、1つの区切りを迎えようとしているリヴァプール。

クロップ体制最後の年に有終の美を飾りたいリヴァプールだが、今季は主力選手の怪我に悩まされることも多くベストメンバーが揃う試合はかなり少ない。そんな中でも、カラバオカップを制し、プレミアリーグ、ELのタイトルを狙える位置に現在はいる。

多くの怪我人を抱えながらもタイトル争いを繰り広げられている要因の1つは若手の台頭だ。カラバオカップ決勝でも多くの若手を起用したリヴァプールだが、今季最も頭角を現したといっていいのがDFコナー・ブラッドリーだ。トレント・アレクサンダー・アーノルドの負傷離脱のピンチに現れた新星はすぐに存在感を示した。

A・アーノルド同様に積極的な攻撃参加を見せるだけではなく、安定した守備も魅力的なブラッドリーは英『Sky Sports』のインタビューでリーグやカップ戦、代表での試合で対戦し手強かった相手を聞かれ、このように答えている。

「ラヒーム・スターリングだね。あとフラムと対戦した時、ウィリアンも手強かったよ。代表での試合だとギリシャと対戦したんだけど、コスタス・ツィミカスには厳しい夜を過ごさせられたね」

さらにブラッドリーは、チームメイトでありスコットランド代表ではキャプテンを務めるDFアンドリュー・ロバートソンのサポートに感謝しており、定位置確保には一貫性が大事だと語った。

「アンディは私がリヴァプールのチームに入って以来、素晴らしい対応をしてくれた。彼は私を助けてくれたし、緊張を和らげるちょっとしたヒントを試合前にくれた。彼は私に一貫性について言い続けている。毎日、毎試合同じことをやり続ける。私はそうしようと努めてきた。できるだけ多くの良い試合をしたい。最近はかなりうまくいっていると思うが、それを続けなければならない」