ブンデスリーガでは2連敗中

9日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはアーセナルとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグに臨む。

バイエルンは、6日に行われたブンデスリーガ第28節でハイデンハイムと対戦し、2-3で敗れた。この敗戦によって首位レヴァークーゼンとの勝ち点差は16にまで広がり、11連覇中のリーグタイトルの防衛はもはや絶望的。2011-12シーズン以来のシーズン無冠の可能性も現実味を増しつつある。

こうした状況で迎えるアーセナルとの試合は、バイエルンにとっては自らの誇りをかけた負けられない一戦となる。同クラブのトーマス・トゥヘル監督も8日に行われた前日記者会見の場でアーセナルについて「今のプレミアリーグでベストチーム」と評したうえで勝利への意欲をしめした。

「我々は自分達のベストな姿を見せる必要がある。それができれば、アーセナルとも互角に戦える」

また、トゥヘル監督はチャンピオンズリーグでの試合は国内リーグとは別物であり、同大会で過去6回優勝しているバイエルンはこれまでの経験値という部分でアーセナルよりも有利であると主張した。

「我々にはチャンピオンズリーグでの経験が豊富にある。この舞台でのフットボールは、プレミアリーグとは違ったものになるし、我々は自分達のアドバンテージを活かさなくてはいけない。最近のリーグ戦での我々には軽快さと自信が欠けていたが、そのことがアーセナルとの試合に全力を尽くすうえでの支障にはならない」

ミケル・アルテタ監督の指揮のもとプレミアリーグでも首位に立つ好調アーセナルに対して、バイエルンはトゥヘル監督の言うようにハイパフォーマンスが必要となるだろう。果たして敵地ロンドンで本来の輝きを取り戻せるのだろうか。