序盤は中盤で上手くフィットしなかったが……

今季がスタートした8月、9月からは想像できない姿かもしれない。プレミアリーグ優勝を争うアーセナルでは、FWカイ・ハフェルツが重要な攻撃のキーマンとなっている。

今季よりチェルシーから加入したハフェルツは、最前線からゴール&アシストの両方でチームに貢献する重要戦力となった。リーグ戦では9ゴール5アシストの成績を残しており、二桁得点は目前だ。

データサイト『WhoScored』もハフェルツの適応ぶりを絶賛する。これは指揮官ミケル・アルテタの手腕によるところも大きいが、今ではハフェルツの前線起用に合わせてMFジョルジーニョの重要性も増してきた。後半戦からはこの2人がチームのキーマンとなったのだ。

「ジョルジーニョはシーズン前半のリーグ戦で出場時間がわずか386分だったが、今では中心選手の地位にある。ハフェルツはシーズン序盤こそセントラルMFの位置で苦戦したが、ここ2ヶ月はFWとして5ゴール4アシストを記録した」

「これは9月当時には考えられなかったことだ。我々は疲れ果てたハフェルツが中盤で歩き回り、自分を主張するのに苦労しているのを見てきた。攻撃面ではガブリエウ・ジェズスが不可欠だと感じていたのだ。しかし現在のハフェルツは様々な方法でブカヨ・サカとガブリエウ・マルティネッリ、マルティン・ウーデゴーにスペースを与えている」

すでにチェルシー時代のリーグ戦得点数(シーズン)は上回った。ハフェルツにとってプレミア最高のシーズンと言ってもいいはずで、このままプレミアを制覇できれば文句なしのシーズンだ。