今季は怪我人多発の中で奮闘

チームを最後尾から支えるだけではなく、現代サッカーでは攻撃の起点となることが多いCB。対人や空中戦など守備面でのスキルはもちろん、今のCBには多くのことが求められるようになった。

そんななか、英『GIVEMESPORT』は「今、世界のサッカー界で最も優れたセンターバック10人」というタイトルで10人をランク付けし、現役No. 1CBを選出している。ランク付けするにあたって同メディアは、今シーズンのパフォーマンス、過去3シーズンのパフォーマンス、トロフィーの獲得数、現チームと代表チームへの全体的な影響など様々な要因から選出している。

1位:アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)
2位:ウィリアム・サリバ(アーセナル)
3位:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
4位:ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)
5位:ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)
6位:ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
7位:マッツ・フンメルス(ドルトムント)
8位:アレッサンドロ・バストーニ(インテル)
9位:ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
10位:エデル・ミリトン(レアル・マドリード)

昨シーズン、3冠を達成したシティから2人。今シーズンプレミア最小失点を誇るアーセナルから鉄壁CBコンビが順当に選出されている中、今シーズン、CL決勝進出を決めたベテランのフンメルスも名を連ねた。ミリトンは今シーズンの大半を怪我で離脱してしまったこともあり、今回のランク付けでは10位という位置付けになったようだ。

そうそうたるメンバーを抑えて同メディアが「現世界最高のCB」にチョイスしたのはリュディガーだ。ミリトンやダビド・アラバ、そして守護神ティボー・クルトワが大怪我でシーズンのほとんどの欠場を強いられたレアルの中で、リュディガーは奮闘。リーグ優勝だけではなく、CL決勝進出にも大きく貢献しており、2冠を目指すレアルの中でMVP級の活躍を見せた選手の1人だ。怪我人続出の中でフル稼働し、圧巻のパフォーマンスを見せているリュディガーの1位には納得の人も多いかもしれない。