文句なしの1位か

1992年に創設されて以降、プレミアリーグでは様々なドラマが生まれ、数々のスター選手が誕生してきた。

今では世界最高のリーグと言われることもあるプレミアリーグ。そんな長い歴史を持つプレミアリーグで最も偉大な選手は誰なのか。評価基準は人それぞれかもしれないが、英『90min』は「プレミアリーグ史上最高の選手」というタイトルでトップ50を選出している。そんなランキングでトップ10入りしたのが下記の選手たちだ。

1位:ティエリ・アンリ
2位:クリスティアーノ・ロナウド
3位:ウェイン・ルーニー
4位:アラン・シアラー
5位:ケビン・デ・ブライネ
6位:モハメド・サラー
7位:ロイ・キーン
8位:フランク・ランパード
9位:デニス・ベルカンプ
10位:エリック・カントナ

そうそうたる顔ぶれの中に現プレミア選手が2人選ばれている。デ・ブライネとサラーは共にここ数年のプレミアリーグを引っ張ってきた2人であることは間違いないが、数々のレジェンドたちを差し置いてのこの順位に疑問符がつく人もいるかもしれない。

そして同メディアが、「プレミアリーグ史上最高の選手」に選んだのはアンリだ。2位のロナウドとは僅差だったようだが、同メディアはこの順位をこう説明している。「ロナウドは『プレミアリーグでプレイした史上最高の選手』だが、アンリは『プレミアリーグ史上最高の選手』だ」。プレミアリーグだけでの成績やパフォーマンスを考えるとアンリの方が優れているという見解のようだ。

アーセナルで377試合に出場し228ゴール89アシストを記録したアンリ。同メディアは「アンリは、本当に魔法のようなことがサッカーのピッチで起こり得ることを証明した」と絶賛。さらに続けて、「アーセナルのレジェンドは、5年連続の20ゴール、4度のゴールデンブーツ、2度のヨーロッパゴールデンシュー、そしてチームを前人未到の無敗優勝に導いた力によって、英国フットボール史にその名を刻んだ」と同選手のことを評している。

選ぶ人によってもトップ10入りのメンバーも変わるかもしれないが、アンリの1位は多くの人が納得する順位かもしれない。

11位から50位は下記の順となっている。

11位~30位
ジョン・テリー、ポール・スコールズ、エデン・アザール、ライアン・ギグス、スティーブン・ジェラード、ハリー・ケイン、パトリック・ヴィエラ、セルヒオ・アグエロ、ダビド・シルバ、デイビッド・ベッカム、リオ・ファーディナンド、ピーター・シュマイケル、アシュリー・コール、ネマニャ・ヴィディッチ、エンゴロ・カンテ、ヴァンサン・コンパニ、ディディエ・ドログバ、ルート・ファン・ニステルローイ、トニー・アダムス、ジャンフランコ・ゾラ

31位~50位
ルイス・スアレス、ヤヤ・トゥーレ、ロビン・ファン・ペルシー、ギャレス・ベイル、ヤープ・スタム、ペトル・チェフ、ロビー・ファウラー、アンディ・コール、フィルジル・ファン・ダイク、ロベール・ピレス、サディオ・マネ、ソル・キャンベル、セスク・ファブレガス、ジェイミー・ヴァーディ、テディ・シェリンガム、マット・ル・ティシエ、エドウィン・ファン・デル・サール、イアン・ライト、ダビド・ジノラ、ソン・フンミン