栃木県が、2025年度からの子ども・子育て支援プランを作成するにあたって、子どもたちから「生」の意見を聞く初めての試みが1日、宇都宮市の私立星の杜中学校の2年生25人を対象にワークショップ形式で行われました。

去年4月に施行された法律(こども基本法)で、こども施策の策定には当事者の意見を反映することが義務付けられたため、県は2023年11月から12月にかけて、小学生から大学生、それに子育て中の人のおよそ8千人を対象にアンケートを行いました。

このアンケートをもとに開かれたワークショップでは「なぜ失敗が怖くなる?」「居心地のいい居場所はどんなところ」など4つの設問を設け、子どもたちから自由に意見を聞きました。

子どもたちは積極的に意見を発表し、失敗が怖くなる理由については「中学生になると周りの目が気になる」「小学生は挑戦するだけでよかったが、中学生になると結果を求められる」などが挙がり、「失敗しても信頼関係があれば失敗もよいことだと思える」といった建設的な意見もありました。

県はこのほか高校でもワークショップを行い、次のプランに子どもたちの意見を反映させる方針です。