大田原市にある「富士ぼたん園」でボタンの大輪の花が見ごろを迎え満開のツツジとの競演が訪れた人たちの目を楽しませています。

富士ぼたん園は、地元で富士山と呼ばれる約3ヘクタールの傾斜地に250種1万株あまりのボタンと約5千本のツツジなどが植えられています。オーナーの古森幸一さん(88)が1988年から妻の玉子さん(92)と二人で山林を開拓して丹精に花を育て石などを置いたり散策道を整備しました。

黄色の花の「黄冠」や紅白の模様が混在する「島錦」、薄紅色の「吉野川」などが見ごろを迎えています。また、今年はツツジが時期を合わせて満開となっていて美しさを競うように咲いているのに加え、展望台からは新緑に覆われる八溝の山並みが眺められ美しいコントラストが来園者を魅了していました。
  
ぼたん園によりますとボタンもツツジも今がピークでゴールデンウイーク中が見ごろということです。富士ぼたん園は、大型連休中までの5月6日まで営業の予定です。