災害時の対応にあたる栃木県警の警備部隊が救助の技術を向上しようと、宇都宮市内で訓練を行いました。

 宇都宮市にある県警察学校のグラウンドで行われた訓練には、機動隊などからおよそ80人が参加しました。新年度を迎え、部隊が新たな体制になったことで救助の技術を向上しようと2日間の日程で訓練が行われました。

 土砂災害など災害の現場で起こりうる5つの状況を想定した訓練が行われました。隊員は生き埋めになった人に見立てた人形を大きな声で励ましながら、より早く救助ができるよう隊員同士で声をかけあい連携を図っていました。

 ほかにも、車両の事故で自力で外に出ることができなくなった運転手をバックボードと呼ばれる搬送器具を使いながら外に運び出す訓練や、道をふさいでいる倒木と見立てて木を切断する訓練なども行われ、隊員たちは実際の救助現場さながらにすばやい動きで取り組んでいました。