リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が進んでいた岐阜県瑞浪市で、井戸やため池の水位が低下した問題で、JR東海はトンネル工事を中断したことを明らかにしました。  トンネル工事が行われている瑞浪市大湫町では、井戸やため池など14カ所で水位の低下が確認されています。  JR東海は一定の地点までトンネルを掘り進めてから工事を一時中断し、地質調査をする方針を示していましたが、今月17日の時点ですでに工事を中断していたことを、20日夜に明らかにしました。  JR東海は「17日の中断は、設備の機器点検のためだったが、工事の即時中止を求める瑞浪市からの要望などを受け、掘削作業を再開しないことを決めた」と説明しています。  地質や地下水の状況を確認するボーリング調査については、JR東海は6月から開始するとしています。