名古屋市教育委員会が複数の教員団体から金品を受け取っていた問題で、調査チームは15日、新年度の人事に影響が確認されなかったと評価しました。  名古屋市の教育委員会をめぐっては、教員の人事を担当する教職員課が複数の教員団体から校長などの推薦名簿とともに、年間総額200万円以上の金品を受け取っていたことが明らかになっています。  問題を受けて市教委は、教職員課長ら幹部職員を人事の担当から外したうえで、新年度の人事案を白紙とし、推薦名簿を参考にせず再検討を進めていました。  調査チームは15日、職員への聞き取りなどの結果「新年度の人事は適切に行われた」と評価しました。3月中に金品授受の経緯などをまとめた中間報告を公表する方針です。