フリーアナウンサーの古舘伊知郎が5日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。日本の報道がもっとも忖度する対象について語った。

 番組では「日本に報道の自由はあるか?」について議論。ジャーナリストの岩田明子氏は「政治に関しては割と言いたい放題やってるが、スポンサーにはめっぽう弱い」と発言した。

 これを受け古舘は「民放の場合、商業放送という側面から言うと、かばうわけでも何でもないですけど、今一番自主規制、忖度するのはクライアントに対してです」と同調。

 続けて「特にネットに広告収入取られて、ご存じの通りだけど。今起きてて話題になってるニュースで全然やらないのいっぱいあるじゃないですか」と問題定義した。

 進行役の読売テレビ・黒木千晶アナは「ただ、例えば企業に不祥事があって、そこがスポンサーだから忖度するとかいうのはないですよ」と反論したが、古舘は「あると思います」と一蹴。

 続けて古舘は「やっぱり、いなば食品の『い』の字もないとか、いろいろある」と具体例を挙げていた。