弁護士の紀藤正樹氏が16日までに、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。実業家の前澤友作氏が著名人の名前をかたった詐欺広告を掲載する米メタ社およびフェイスブックジャパンを提訴したことに触れた。

 昨今、著名人をかたり、投資詐欺に勧誘するアカウントや広告が社会問題となっている。前澤氏も同様の被害に遭ったことで、偽の情報を掲載していた2社を提訴したことを報告し「損害賠償請求はあえて1円にしました」「彼らの行為が違法なのか合法なのかまずははっきりさせたいと思います」などとつづっていた。

 このニュースに「残念。1億にしてほしかった」と思いを寄せたのが紀藤氏だ。紀藤氏も過去に〝1円訴訟〟をした経験があると明かし「確かにお金欲しさでないことはわかるものの、裁判所も相手もどうせ1円の事件とたかをくくり訴訟への真剣さが落ちます」と指摘した。

 また「前澤氏の損害は1億でもおかしくない」とも推測。そんな前澤氏は「違法となれば、詐欺被害者の損害賠償請求もやりやすくなりますし、なにより詐欺被害抑止の大きな一歩になるものと思います。頑張ります」と問題解決に向けて先陣を切る意向を示しており、今後の展開に注目が集まっている。