ドロ沼にはまりこんだ。大相撲夏場所6日目(17日、東京・両国国技館)、大関カド番の霧島(28=音羽山)が平幕の王鵬(24=大嶽)に屈して4連敗。1勝5敗となり、関脇への陥落が現実味を帯びてきた。またしても、格下相手に星を落とした。王鵬の突っ張りにあらがうも、引き落とされて土俵にバッタリと両手をついた。

 取組後は「いやあ、もう前に出るしかなかったので。それと、体がバラバラ。いつも通りの相撲が取れていない」と無念の表情。「言い訳はしない。何より自分の相撲を一番一番取ること」と必死に前を向いた。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「当たりから軽いよね。気持ちに自信がなくなった。稽古して汗をかくことだ」と指摘していた。