巨人の阿部慎之助監督(45)が10日に今後の勝ちパターンでの投手起用について方向性を明かした。

 強固な方程式確立へ模索が続く。現在は7回にドラフト1位ルーキーの西舘、8回に左腕の中川、9回に守護神の大勢の起用順が勝ちパターンでの主な継投策となっている阿部巨人。昨季までは大勢につなぐ7、8回を投げる投手を固定できずにいた中で、今季はようやく安定感のある方程式が固まりつつある。

 とは言え西舘はプロ1年目で、まだまだ順応期間にある身。阿部監督も過度な連投は控える方針を示し、右腕が連投後の試合で「そこ(西舘の枠)に誰が入るのか。(7、8回の起用順も)日替わりだと思う」と9回・大勢以外は流動的な起用を行う方針を明かした。

 救援陣には前出3選手のほか、開幕から4試合連続無失点投球を続けているバルドナードや9日の試合で完ぺきな火消しを見せた高梨など頼もしい選手たちが構えている。ブルペン陣が一丸となってバトンをつないでいく。