卓球女子で五輪3大会連続メダリストの石川佳純さん(31)が、13日に都内で所属する全農の「東北産地応援」トークショーに参加した。

 同イベントは全国の農産物の産地を応援する全農の「ニッポンエールプロジェクト」の第3弾として、東北の産地を応援する目的で開催された。石川さんは宮城県産のお米「だて正夢」を試食し「お米は選手の時から欠かせないソウルフード。パワフルで腹持ちもいいし、大好き」と笑顔を見せた。

 石川さんは現役時代、多くの国でプレーし実績を積み重ねてきた。海外遠征での食事に関するエピソードとして「ドイツで試合があったときに、全農さんに選手の食べる食堂にブースを作ってもらって、海外の選手にもカレーや牛丼を提供してもらった。そこから海外の選手に試合で会うごとに『サンキュー、佳純!』みたいな感じに言ってもらった」と懐かしそうに振り返った。

 昨年5月に引退してからは、卓球教室として子どもを対象に「石川佳純47都道府県サンクスツアー」を開催し、現在は22か所を回った。東北での思い出として、秋田県で食べたきりたんぽを絶賛。「家で何度か作ったことがあったけど、本場のきりたんぽは食べたことがなかった。こんなにおいしいんだというのがすごく印象深かった」と語った。