スペイン1部バルセロナがイングランド・プレミアリーグのアストンビラを指揮するウナイ・エメリ監督(52)の強奪を画策していると、英メディア「チームトーク」が報じた。

 バルセロナはシャビ監督が今シーズン限りで退任すると表明したことから新指揮官の選定を急いでいる。当初はドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督を候補としていたものの、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘン復帰が浮上しており、関心は低下。そこでスペイン出身のエメリ監督への興味が高まっている。

 同メディアは「エメリ監督はしっかりと(バルセロナの)リストに残っている」と指摘。日本代表MF久保建英が所属していた当時のスペイン1部ビリャレアルをはじめ、フランス1部パリ・サンジェルマンやイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルを率いていた。2022年途中から指揮するアストンビラを今季リーグ4位(15日現在)に導くなど、その手腕は高く評価されている。

 エメリ監督は来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場も狙えるアストンビラのプロジェクトに満足していると伝えている。ビリャレアル時代に久保を〝冷遇〟したことでも知られているが、スペインの名門クラブを指揮することになるだろうか。