巨人の阿部慎之助監督(45)がサヨナラ負けにも気持ちを切り替えた。

 18日の阪神戦(甲子園)で巨人は先発・菅野が8回途中1失点と好投も、打線は虎先発・西勇から1得点と攻略できず。延長10回無死満塁で守護神・大勢が佐藤輝にサヨナラ打を浴び1―2で敗れた。

 2敗1分けのカード負け越しに阿部監督は「いつも紙一重だな。本当にね、みんな必死でやってるし、形も作れている。ここをみんなで我慢してやっていけば」と力を込めた。

 そのうえで「やっぱり去年のチャンピオンチームだなって。終盤の粘りはすごいなと思いながら見ていた。ウチもああいうことができるように、やっていけたら」と見習うべき点は多かったという。

 もちろん振り返ってばかりはいられない。指揮官は最後には自ら「明日、明日だよ」と話し、19日からの広島戦(マツダ)に向け集中していた。