フランス1部モナコの日本代表MF南野拓実(29)が21日(日本時間22日)、アウェーのブレスト戦で先発し、今季リーグ8得点目を挙げた。

 1―0の後半3分、南野は左サイドの深い位置からのグラウンダークロスに反応し、ニアサイドで相手選手と競り合いながら左足で押し込んだ。前半40分の先制点にも絡んで2―0の勝利に貢献した。

 フランスメディア「オレンジスポーツ」は「(1トップの)FWフォラリン・バロガンの代わりに、モナコの攻撃の口火を切ったのは日本人ストライカーだった。先制点の起点となり、自ら2点目を決めた」と評価した。

 さらに「試合中、彼が脚光を浴び続けることはなかったかもしれないが、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれなかった」と指摘。試合を通して目立っていたわけではないが、要所の好プレーが光った格好だ。

 この勝利でモナコは2位に浮上。24日には4位リールとの対戦が控える。来季の欧州チャンピオンズリーグ出場圏内(4位以内)確保へ大事な一戦となる。ここでも南野の活躍を期待したいところだ。