1日で5割逆戻り…。広島は11日の中日戦(マツダ)に0―2で惜敗。今季7度目となる完封負けとなった。

 先発・九里亜蓮投手(32)がまたしても無援護に泣いた。前日15安打を放った攻撃陣がこの日は一転、中日・柳の前に7回まで2安打と沈黙。9回まで三塁すら踏めない完敗となった。

 何の因果か、深刻なのが開幕投手でもある先発・九里亜蓮(32)をまた援護できなかったこと。この日で今季4敗目となった右腕だが、この日も試合はつくり、6回に中田に適時打こそ浴びたものの、失点はこの一打の2失点のみだ。

 打線との兼ね合いの悪さは顕著で、右腕登板時に赤ヘル打線が無得点で終わった試合はこの日で早くも5試合目。試合後の新井貴浩監督(47)も「本人も苦しいと思いますし、その中でしっかり試合をつくってくれているのは、こちらもよくわかっている」と、今季7戦で4敗となった開幕右腕のここまで働きを評価し。この日も「ナイスピッチングでした」と、孤軍奮闘が続く右腕をねぎらっていた。