悲願成就でシーズン終盤も勢いに乗れる!? 日本ハムの新庄剛志監督(52)が熱望していた黒を基調としたユニホーム(黒ユニ)が期間限定で〝復活〟することが決まった。

 同ユニホームは本拠地・エスコンフィールドの1周年を記念して作られ、今年4月5日から21日までのホーム8試合で選手らが着用した。ファンにも好評だった上、この黒ユニを着用した期間のチーム成績が5勝2敗1分けと高勝率。そのため、新庄監督が「このユニホームをビジター用にしたい」と球団側に異例の要望を上げていた。

 そんな指揮官の思いをくんだ球団側が、直後から他球団や関係各所と調整。最終的に8月23日から28日までの本拠地5試合と、同30日から9月4日までの敵地5試合(計10試合)で、再び黒ユニを復活させることが決定したという。

 この一報を聞いた新庄監督は「8月の終わりから9月にかけての10試合、(黒ユニを)着させてもらえるようになりました」と満面の笑み。「ビジターでもホームでもね。一応、僕の意見は通してもらいました」と満足げな表情を浮かべた。

 シーズン終盤に差し掛かる8月末にゲンのいい黒ユニを着用できることは、チームに好影響をもたらす可能性が高い。それだけに新庄監督も「(試合は)いつも大事。でもあれ(黒ユニ)を着ることによって気分転換にもなるし。なんか強い雰囲気も出る。ずっとこの調子でやっていけばさらに強く見えるからね」。

 日頃から「見栄え」にこだわる指揮官。選手、ファンからも「カッコイイ」と評される黒ユニでシーズン終盤も好成績で乗り切れるか。