MLBは20日(日本時間21日)に両リーグの週間MVP(13〜19日=同14〜20日)を発表し、ア・リーグは6試合で打率5割、3本塁打、5打点、出塁率6割3分をマークしたヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)、ナ・リーグは6試合で打率3割8分5厘、2本塁打、16打点をマークしたジャイアンツのルイス・マトス外野手(22)が選出された。ジャッジは10度目、マトスは初だ。

 ジャッジは4月23日(同24日)まで打率1割8分、3本塁打、10打点と低迷し、ヤンキー・スタジアムでファンから厳しいブーイングを浴びせられていた。しかし、同24日(同25日)の本拠地アスレチックス戦で4号を含む5打数2安打2打点をマークしてから急上昇。直近16試合で22安打を放ち、打率4割1分5厘、15四球で出塁率5割5分1厘、今季は出場した48試合中40試合で出塁し、そのうちの28試合で複数回出塁している。

 ジャッジは今月打率3割8分6厘、7本塁打、14打点で、出塁率5割2分1厘、長打率9割1分2厘をマーク。スタットキャストによると、打球速度と打球角度の完璧な組み合わせを示すバレルは33本でドジャースの大谷翔平投手(29)の32本を上回り、メジャートップ。ア・リーグ新記録の62本塁打をマークした2022年の106本に迫る勢いを見せている。