バドミントンの女子ダブルスで〝シダマツ〟こと志田千陽、松山奈未(ともに再春館製薬所)組は、フレッシュさを武器に真夏の祭典へ挑む。

 激しい選考レースを制した〝シダマツ〟は、21日にパリ五輪代表に決定。日本協会が同日に都内で行った会見で、松山は「楽しみながらプレーをしたいし、みなさんにも楽しんでいただけたらうれしい。スピード感のあるプレーを見てほしい」と意気込んだ。

 大舞台では〝シダマツ〟らしさをテーマに戦う。志田は「プレー面では組んだ当初から武器にしているスピードのある攻撃が一番の武器」と切り出した上で「年齢を重ねても、今27歳(志田)と25歳(松山)になったけど、20歳の時から変わらずに、フレッシュさはある。声を出して、足をたくさん動かして、笑顔で戦っている時が一番強い」と自然体を強調した。

 パリ五輪の開幕まで約2か月。志田が「自分たちが持っている一つひとつの精度を上げていきたい。初めての舞台で緊張すると思うが、安定して自分たちの武器としている攻撃力を出せるように反復練習していきたい」と言えば、松山も「前衛としてポイントを取れる場面が多いので、確実性を上げていきたい。自分がやりたいこともいくつかあるので、精度を上げて試合で挑戦していけたら」ときっぱり。残された期間でさらなるレベルアップを目指す。