ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)を巡って、同国1部バイエルン・ミュンヘンと同国サッカー連盟が〝綱引き〟を展開している。

 ナーゲルスマン監督は、昨年3月にBミュンヘン監督を解任された。同年9月にドイツ代表が日本との国際親善試合に敗れた後、指揮官を解任されたハンジ・フリック氏の後任として監督に就任。現在の最大目標は、欧州選手権(6月開幕、ドイツ)となっている。

 そんな中、ドイツメディア「ビルト」によると、今季限りで退任を表明しているトーマス・トゥヘル監督の後任として、早くもBミュンヘンが同監督の復帰に動いているという。解任当時はGKマヌエル・ノイアーとの確執や、交際女性が「ビルト」のBミュンヘン担当記者だったことなどが理由として報じられていたが、現スポーツディレクターのマックス・エーベルル氏は復帰を望んでいるという。

 一方、ドイツ連盟は、欧州選手権までとなっているナーゲルスマン監督との契約を延長したい意向とのこと。若き指導者は、どのような選択をするのだろうか。