昨年「かわさき企業家オーディション」で最年少出場を果たし、5つの賞を受賞した中学2年生の今井結菜さん(上麻生在住)が3月16日、2023年度に最も活躍した川崎市内の子どもとして、地域団体「TEAMNETSUGEN」から表彰された。

同オーディションや、前年に開催された「かながわアントレプレナーシップチャレンジ」など、多くのビジネスアイデアコンテストで入賞している今井さん。「神社仏閣のコミュニティサイトを通じた観光地発掘事業」と題し、神社仏閣に興味がある人の投稿を通じ、新たな参拝者の獲得や観光地としての価値向上を目指す企画を披露した。

今井さんは「昨年挑戦したコンテストの中には3位で終わったものもあり悔しかったけど、たくさんの人とつながることができた年でもある」と一年を語った。続けて「今回の受賞を通して、賞を取ることだけが目的ではないし、その先で出会えた人とつながることの方が大事だと気付くことができた」と笑顔を見せた。

同団体は中原区や高津区を拠点に、地域の子どもたちを応援するために活動している。同表彰は毎年開催しており、今年で6回目。主宰する松本智春さんは「今井さんは、川崎市内での数々の賞を総なめにしている。例年よりすんなりと決まった」と振り返った。子どもたちに向け「川崎市の未来を担ってくれることへの応援の意味がある。引き続き努力し、市を引っ張っていってほしい」とエールを送った。